救急車の呼び方|119番で伝える順番・場所・通話中の対応
情報をそろえるより先に119番へ。来てほしい場所と今の状態を、質問に沿って伝えます。
救急車が必要なときは119番に電話し、「救急です」と伝えてください。指令員が場所や症状を順に尋ねるので、分かる範囲で答えます。住所が不明でも、建物や目印を伝えて通報できます。反応や呼吸の異常はすぐ知らせ、電話を切らず応急手当の指示を受けてください。情報や持ち物がそろうまで待つ必要はありません。[1][2]
反応と呼吸がおかしいときは、読むより119番と手当を優先
周囲に助けを求めて119番とAEDの手配を頼み、直ちに胸骨圧迫を始め、指令員の指導に従ってください。一人なら自分で119番し、使える場合はスピーカーにすると両手を空けられます。しゃくりあげるような不規則な呼吸を、正常な呼吸と考えないでください。[2]
急な強い症状など、救急車が必要かを確認したい方は119番・電話相談・受診の選び方を参照できます。ただし危険サインがある場合は、続きを読んだり相談窓口を探したりせず119番してください。病名が分からなくても通報できます。[1]
119番では「救急です」と伝え、場所と状態を質問に沿って答える
119番は火事と救急の窓口です。救急車が必要なら、最初に「救急です」と伝えます。その後は指令員が必要な情報を尋ねます。以下は会話をイメージするための目安で、決まった文章を暗記する必要はありません。[1]
- 救急であること:「救急です。家族が倒れました」など、起きたことを短く答えます。
- 来てほしい場所:市区町村からの住所、建物名、階、部屋番号を分かる範囲で伝えます。
- 誰がどうなったか:年齢、反応と呼吸、症状、いつからかを聞かれた順に答えます。正確な年齢が不明なら、おおよそで構いません。
- 通報者と連絡先:名前と折り返せる電話番号を答え、その後の案内に従います。
質問している間にも、必要に応じて救急車は出動します。「話を終えなければ出動しない」と考えて急いで切らず、指令員が必要な情報を確かめられるようにしてください。[1][3]

住所が分からなくても通報し、目印・建物・階を補う
まず「住所が分かりません」と伝え、近くの交差点、バス停、店舗の支店名、駅の出口など、分かる目印を答えます。商業施設や駅では近くの係員に応援を頼むと、場所の説明を補ってもらえます。[3]
共同住宅では住所だけでなく、建物名、階、部屋番号、入口やオートロックの事情を伝えます。同じ名前の施設がある場合は、市区町村や近くの目印も補ってください。住所を探しに遠くへ行くために、具合の悪い人を一人にする必要はありません。
携帯電話の位置情報は場所を探す助けになりますが、屋内・地下などでは誤差があり、部屋や入口まで自動的に分かるとは限りません。位置情報だけに頼らず、指令員の質問に答えます。設定画面を探すために通報を遅らせないでください。[4]
分からないことは「不明」でよい。見た状態をそのまま伝える
「心臓の病気だと思う」と病名を推測するより、「突然倒れて呼びかけに反応しない」「息が苦しくて一文を話せない」など、見えていることを伝えてください。体温・血圧の測定や、持病・薬の確認を済ませてから電話する必要はありません。[1][2]
始まった時刻が分かれば答えます。分からなければ、最後に普段どおりだった時刻や、変化に気づいた場面を伝えられます。「分かりません」「本人から聞いた情報です」「私は現場にいません」と情報の確かさも添えると、状況を整理しやすくなります。現場にいない場合は次の節も確認してください。[3]
持病、服薬、アレルギーなどの整理は、公開済みの症状や薬を伝えるための確認メモを利用できます。メモを完成させることを通報の条件にしないでください。
離れた家族のために呼ぶときは、患者がいる場所を先に伝える
離れた家族について通報するときは、「私は現場にいません。救急車が必要な人は○○市の○○にいます」と最初に説明します。119番は通常、通報した場所の消防につながるため、患者がいる住所と本人の連絡先をはっきり伝えることが大切です。管外への転送や引き継ぎの方法は地域で異なります。[3]
本人から聞いた症状、連絡が取れなくなった時刻、現場にいる人の有無を分かる範囲で答え、指令員の案内に従います。現場の家族や施設職員に直接通報を頼める場合は、その人に場所と状態を説明してもらえます。ただし連絡先を探し続けて通報を遅らせないでください。反応や呼吸を直接確かめていない場合は、確認済みの情報と分けて伝えます。[3]
日本語・音声での通報が難しいときは、使える方法を選ぶ
通報方法は、困っている理由と、普段から登録・準備している手段によって変わります。緊急時に新しい登録を済ませることを優先せず、近くの人に119番を依頼できるなら助けを求めてください。[5][6]
NET119は、119番へ通常のSMSを送る仕組みや、誰でも登録せず使える外国語チャットではありません。詳しくは下の解説を確認してください。[6]
電話は指示があるまで保ち、切れた・つながらない場合は別の手段も使う
通話中は、本人の状態の変化を知らせてください。指令員から手当を案内されたら、その指示に従います。手が使いにくい、周囲が危険、指示が聞き取れないときは、その事情を伝えてください。具合の悪い人のそばにいられる範囲で、安全を優先します。[2]
通報が途中で切れた場合は119番へかけ直してください。消防から折り返しが来た場合も必ず応答します。[8]つながらない場合は、別の電話や公衆電話、近くの人・店舗への依頼など、利用できる手段で通報してください。確認のためだけに119番へ試しに電話してはいけません。[7]
誤って119番へ発信した場合は、無言で切らず、間違いであることを伝えます。救急車が来るまでの持ち物・玄関・引き継ぎの準備は、到着前の手当と準備で確認できます。準備は、観察や応急手当を妨げない範囲にしてください。[7]
日本語や音声での通報が難しいときの方法を確認する
よくある質問
保険の書類や薬の名前が分からなくても救急車を呼べますか?
はい。書類や薬の確認を済ませるまで待たず、119番で場所と今の状態を伝えてください。分からない情報は不明と答え、持ち物は応急手当を妨げない範囲で後から用意します。
119番で何度も質問されるのは、まだ出動していないからですか?
質問している間にも必要に応じて救急車は出動します。場所や症状の確認は救急活動に必要です。早く切り上げようとせず、分かる範囲で答え、指令員の指示に従ってください。
本人ではなく、通りがかりの人でも119番できますか?
できます。誰かが倒れているなど、見えている状況と場所を伝えてください。氏名や年齢が分からなくても構いません。まず自分の安全を確保し、反応や呼吸、必要な手当は指令員の指導を受けて確認します。
参考文献
本記事は一般的な医療情報を目的とし、個別の診断や治療に代わるものではありません。症状や対応は医師・救急隊・通信指令員の指示に従ってください。執筆:Xmedia編集部。
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