- ✓ 脳腫瘍は原発性・転移性に大別され、それぞれ多様な種類と病態があります。
- ✓ 症状は腫瘍の発生部位や大きさによって異なり、早期発見が重要です。
- ✓ 治療法は手術、放射線治療、化学療法などを組み合わせ、個別化されたアプローチが主流です。
脳腫瘍は、脳やその周辺組織に発生する異常な細胞の増殖によって形成される病変の総称です。その種類は多岐にわたり、良性のものから悪性のものまで存在し、それぞれ異なる特性と予後を示します。脳腫瘍の診断と治療は、神経学的な専門知識と高度な医療技術を要するため、専門医による適切な判断が不可欠です。
- 脳腫瘍
- 脳組織、脳を覆う髄膜、脳神経、下垂体、松果体など、頭蓋内のさまざまな組織から発生する異常な細胞の塊を指します。原発性脳腫瘍と転移性脳腫瘍に大別されます。
神経膠腫(グリオーマ)とは?その特徴と治療

神経膠腫(グリオーマ)は、脳腫瘍の中でも最も頻繁にみられる原発性脳腫瘍の一つであり、脳の支持細胞である神経膠細胞(グリア細胞)から発生します。この腫瘍は脳組織内に浸潤しながら増殖するため、完全な切除が難しい場合が多いのが特徴です。
神経膠腫の種類と悪性度
神経膠腫は、発生する神経膠細胞の種類によっていくつかのタイプに分類されます。主なものとしては、星細胞腫、乏突起膠腫、上衣腫などがあり、それぞれ悪性度(グレード)によってさらに細分化されます。世界保健機関(WHO)の分類では、悪性度がグレードIからIVに分けられ、グレードが高いほど悪性度が高く、進行が速い傾向にあります。特にグレードIVの膠芽腫(グリオブラストーマ)は、最も悪性度が高く、治療が困難な脳腫瘍として知られています。
神経膠腫の症状と診断
神経膠腫の症状は、腫瘍が発生した部位や大きさによって異なります。一般的な症状としては、頭痛、吐き気、嘔吐などの頭蓋内圧亢進症状や、てんかん発作、手足の麻痺、言語障害、視力障害、認知機能の低下などが挙げられます。日常診療では、「最近、頭痛がひどくて、手足に力が入らないような気がする」と相談される方が少なくありません。診断には、MRIやCTなどの画像診断が不可欠であり、腫瘍の正確な位置や大きさ、周囲の脳組織との関係性を評価します。最終的な診断は、生検によって採取された組織の病理学的検査によって確定されます。
神経膠腫の治療法
神経膠腫の治療は、腫瘍の種類、悪性度、患者さんの全身状態などを総合的に考慮して決定されます。主な治療法には、手術、放射線治療、化学療法があります。手術は、可能な限り腫瘍を切除することで、症状の改善や予後の延長を目指しますが、神経膠腫が脳組織に浸潤している特性上、完全な切除は難しいことが多いです。放射線治療は、手術で取りきれなかった腫瘍細胞や再発のリスクを減らすために行われ、化学療法は、特定の薬剤を用いて腫瘍細胞の増殖を抑えることを目的とします。特に膠芽腫のような悪性度の高い腫瘍では、これらの治療法を組み合わせた集学的治療が標準的に行われます[4]。筆者の臨床経験では、治療開始後、患者さんの状態や腫瘍の反応を定期的に評価し、治療計画を柔軟に調整していくことが非常に重要だと感じています。
髄膜腫とは?良性脳腫瘍の代表格
髄膜腫は、脳や脊髄を覆う髄膜から発生する腫瘍で、脳腫瘍の中でも比較的発生頻度が高い良性腫瘍の代表です。ほとんどの髄膜腫は良性であり、進行が遅く、適切な治療によって良好な予後が期待できます。
髄膜腫の発生と特徴
髄膜腫は、脳を包む3層の髄膜のうち、くも膜から発生すると考えられています。女性に多く発生する傾向があり、特に中高年層での発症が目立ちます[1]。その多くはゆっくりと増殖し、周囲の脳組織を圧迫することで症状を引き起こします。良性ではありますが、増大すると脳に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
髄膜腫の症状と診断
髄膜腫の症状は、腫瘍の発生部位、大きさ、増殖速度によって大きく異なります。腫瘍が小さい場合や、脳の機能に影響を与えない部位に発生した場合は、無症状で経過し、健康診断などで偶然発見されることも少なくありません。症状が現れる場合、最も多いのは頭痛です。その他、てんかん発作、手足のしびれや麻痺、視力・聴力障害、嗅覚障害、性格の変化などが挙げられます。外来診療では、特に高齢の患者さんで「最近、物忘れがひどくなった気がする」といった認知機能の変化を訴えて受診され、検査の結果、髄膜腫が見つかるケースも増えています。診断には、MRIやCTスキャンが非常に有効であり、腫瘍の性状や周囲の血管との関係性を詳細に評価できます。
髄膜腫の治療選択肢
髄膜腫の治療法は、腫瘍の大きさ、位置、症状の有無、患者さんの年齢や全身状態などを考慮して決定されます。無症状で小さい腫瘍の場合、定期的な画像検査による経過観察が選択されることがあります。腫瘍が大きく症状を引き起こしている場合や、増大傾向にある場合は、手術による切除が第一選択となります。手術では、可能な限り腫瘍を全摘出することを目指しますが、重要な神経や血管に近接している場合は、部分切除に留めることもあります。また、手術が困難な場合や、術後の残存腫瘍に対しては、放射線治療(定位放射線治療など)が有効な選択肢となります。臨床現場では、患者さんの生活の質(QOL)を最大限に維持しながら、腫瘍の制御を目指すことが重要なポイントになります。
下垂体腺腫とは?内分泌機能への影響

下垂体腺腫は、脳の底部に位置する内分泌器官である下垂体に発生する良性腫瘍です。下垂体は、成長ホルモンや甲状腺刺激ホルモンなど、全身のホルモンバランスを司る重要な役割を担っており、ここに腫瘍ができると、ホルモンの過剰分泌や不足、あるいは腫瘍による圧迫症状を引き起こすことがあります。
下垂体腺腫の種類とホルモン異常
下垂体腺腫は、ホルモンを過剰に分泌する「機能性腺腫」と、ホルモンを分泌しない「非機能性腺腫」に大別されます。機能性腺腫の中でも特に多いのは、プロラクチンを過剰に分泌するプロラクチン産生腺腫(プロラクチノーマ)です。その他、成長ホルモンを過剰に分泌する成長ホルモン産生腺腫(先端巨大症の原因)、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を過剰に分泌するACTH産生腺腫(クッシング病の原因)などがあります。これらのホルモン異常は、それぞれ特有の症状を引き起こし、患者さんの健康に大きな影響を与えます。日々の診療では、「生理不順が続いていて、乳汁が出る」といった症状で受診される女性患者さんからプロラクチノーマが見つかるケースをよく経験します。
下垂体腺腫の症状と診断
下垂体腺腫の症状は、ホルモン異常によるものと、腫瘍が周囲の組織を圧迫することによるものに分けられます。ホルモン異常による症状は、前述の通り、分泌されるホルモンによって様々です。腫瘍による圧迫症状としては、視神経の圧迫による視力障害や視野障害(特に両耳側半盲)、頭痛などが挙げられます。診断は、血液検査によるホルモン値の測定と、MRIによる画像診断が中心となります。MRIは、下垂体の微小な病変も検出できるため、早期診断に非常に有用です。
下垂体腺腫の治療戦略
下垂体腺腫の治療は、腫瘍の種類、大きさ、ホルモン分泌の有無、症状の程度によって異なります。プロラクチン産生腺腫の場合、ドーパミン作動薬という薬物療法が第一選択となり、多くの患者さんで腫瘍の縮小とホルモン値の正常化が期待できます。他の機能性腺腫や非機能性腺腫で症状がある場合、手術による腫瘍の摘出が主な治療法となります。手術は、鼻腔を経由して下垂体に到達する経鼻的経蝶形骨洞手術(TSS)が一般的で、脳に直接傷をつけることなく腫瘍を切除できる低侵襲な方法です。手術で取りきれなかった場合や再発のリスクが高い場合には、放射線治療が検討されることもあります。実際の診療では、患者さんの年齢や合併症、将来的な妊娠希望なども考慮し、内分泌内科医や脳神経外科医と連携しながら最適な治療計画を立てていきます。
転移性脳腫瘍とは?他臓器がんとの関連
転移性脳腫瘍は、脳以外の臓器に発生したがん細胞が、血流に乗って脳に到達し、そこで増殖して形成される腫瘍です。原発性脳腫瘍とは異なり、脳自体から発生したものではありませんが、脳腫瘍全体の約25%を占めるとも言われており、悪性脳腫瘍の中で最も頻度が高いとされています[3]。
転移性脳腫瘍の発生源
転移性脳腫瘍の主な発生源となるがんは、肺がん、乳がん、悪性黒色腫(メラノーマ)、腎がん、大腸がんなどです。特に肺がんは、脳転移を起こしやすいがんとして知られています。複数の転移性脳腫瘍が同時に見つかることも珍しくありません。実臨床では、他臓器のがん治療中に「急に手足が動かしにくくなった」「言葉が出にくくなった」といった神経症状を訴えて、脳転移が発見される患者さんが多く見られます。
転移性脳腫瘍の症状と診断
転移性脳腫瘍の症状は、腫瘍の数、大きさ、発生部位によって様々です。頭痛、吐き気、嘔吐などの頭蓋内圧亢進症状が一般的ですが、てんかん発作、手足の麻痺、言語障害、視覚障害、認知機能の低下、性格の変化など、脳の機能障害に関連する症状も多く見られます。また、原発がんの症状に加えて、これらの神経症状が出現することで、脳転移が疑われることもあります。診断には、MRIが最も有用な画像診断法であり、造影剤を用いることで、小さな転移巣も検出できます。多くの場合、原発がんの既往があるため、脳転移の診断は比較的容易ですが、まれに脳転移が最初に発見され、その後に原発がんが見つかるケースもあります。
転移性脳腫瘍の治療アプローチ
転移性脳腫瘍の治療は、原発がんの種類、病期、転移巣の数や大きさ、位置、患者さんの全身状態などを総合的に考慮して決定されます。主な治療法には、手術、放射線治療(全脳照射、定位放射線治療)、化学療法、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬などがあります。単発で比較的大きい転移巣であれば、手術による摘出が検討されます。多発性の場合や手術が困難な場合は、放射線治療が中心となります。特に定位放射線治療(ピンポイントで高線量の放射線を照射する方法)は、周囲の正常脳組織への影響を最小限に抑えつつ、高い治療効果が期待できるため、近年広く用いられています。また、原発がんの種類によっては、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬が脳転移にも有効な場合があります。治療の目標は、症状の緩和と予後の改善であり、これらの治療法を組み合わせて、個々の患者さんに最適な治療計画を立てることが重要です。
その他の脳腫瘍:稀なケースと多様な病態
脳腫瘍には、これまで述べてきた神経膠腫、髄膜腫、下垂体腺腫、転移性脳腫瘍以外にも、非常に多くの種類が存在します。これらは比較的稀な腫瘍ですが、それぞれに特有の病態と治療法があります。正確な診断と適切な治療計画が、患者さんの予後を左右します。
稀な原発性脳腫瘍の種類
- 神経鞘腫(しんけいしょうしゅ):脳神経を覆う神経鞘から発生する良性腫瘍で、特に聴神経から発生する聴神経腫瘍がよく知られています。聴力低下や耳鳴り、めまいなどの症状を引き起こします。
- 頭蓋咽頭腫(ずがいいんとうしゅ):下垂体の近くに発生する良性腫瘍で、小児に多く見られます。下垂体機能低下症や視力障害、水頭症などを引き起こすことがあります。
- 胚細胞腫瘍(はいさいぼうしゅよう):主に松果体や下垂体付近に発生する腫瘍で、若年者に多く見られます。脳脊髄液中に腫瘍マーカーが上昇することが特徴です。
- リンパ腫:脳に発生する悪性リンパ腫で、免疫不全患者に多く見られますが、免疫正常者にも発生します。ステロイドに反応しやすい特徴があります。
診断と治療の多様性
これらの稀な脳腫瘍の診断は、画像診断に加え、生検による病理組織学的診断が非常に重要です。特に、腫瘍マーカーの測定や遺伝子検査が診断の一助となることもあります。治療法も多岐にわたり、手術、放射線治療、化学療法、特定の薬剤を用いた薬物療法などが、腫瘍の種類や患者さんの状態に合わせて選択されます。例えば、聴神経腫瘍では、腫瘍の大きさや症状に応じて、経過観察、手術、ガンマナイフなどの定位放射線治療が検討されます。小児の脳腫瘍では、成長への影響を考慮し、治療法の選択には特に慎重な判断が求められます。臨床経験上、これらの稀な腫瘍では、診断の確定までに時間を要する場合があり、患者さんやご家族が不安を感じられることも少なくありません。そのため、丁寧な説明と精神的なサポートも重要な診療の一部と考えています。
脳腫瘍の症状は、頭痛やめまいなど日常的によく見られる症状と重なることがあります。しかし、症状が持続したり、悪化したり、新たな神経症状が出現した場合は、速やかに医療機関を受診し、専門医の診察を受けることが重要です。
最新コラム・症例報告:脳腫瘍治療の進歩

脳腫瘍の診断と治療は、近年目覚ましい進歩を遂げています。特に、分子生物学的な知見の深化や、画像診断技術、手術手技、放射線治療技術の革新が、患者さんの予後改善に大きく貢献しています。ここでは、脳腫瘍治療における最新のトピックや、臨床現場での具体的な症例報告を通じて、その進歩の一端をご紹介します。
分子標的治療と免疫療法の台頭
近年、脳腫瘍治療において注目されているのが、分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬などの新しい薬物療法です。これらの治療法は、腫瘍細胞特有の遺伝子変異や免疫応答のメカニズムを標的とすることで、従来の化学療法と比較して副作用を抑えつつ、高い治療効果が期待されています。例えば、特定の遺伝子変異を持つ神経膠腫に対しては、その変異を標的とする薬剤が開発され、治療成績の向上が報告されています[4]。また、免疫チェックポイント阻害薬は、患者さん自身の免疫力を高めてがん細胞を攻撃させる治療法であり、一部の悪性脳腫瘍や転移性脳腫瘍において効果が確認されつつあります。実際の診療では、腫瘍組織の遺伝子解析を行い、個々の患者さんに最適な治療法を選択する「個別化医療」がますます重要になっています。
手術支援技術と放射線治療の進化
手術分野では、術中MRIや蛍光診断、神経モニタリングなどの手術支援技術の導入により、より安全かつ正確な腫瘍切除が可能になっています。これにより、重要な脳機能を温存しながら、最大限の腫瘍切除を目指すことができます。放射線治療においては、定位放射線治療(ガンマナイフ、サイバーナイフなど)の普及により、病変部に高線量の放射線を集中させ、周囲の正常組織へのダメージを最小限に抑えることが可能になりました。これにより、治療効果を高めつつ、副作用を軽減できるようになったことは大きな進歩です。日常診療では、定位放射線治療を受ける患者さんから「治療時間が短く、体への負担が少なかった」という声を聞くことが多く、QOLの維持に貢献していると感じます。
具体的な症例報告から見る治療効果
例えば、ある60代の男性患者さんは、進行性の肺がんによる多発性脳転移を認め、頭痛と右半身の麻痺で受診されました。原発がんの治療と並行して、脳転移に対して定位放射線治療を実施したところ、数ヶ月後には脳転移巣が縮小し、麻痺症状も改善傾向を示しました。また、別の30代の女性患者さんで、プロラクチン産生下垂体腺腫により生理不順と乳汁分泌を認め、視力低下も進行していましたが、薬物療法を開始したところ、ホルモン値が正常化し、腫瘍も大幅に縮小、視力も改善しました。このように、最新の治療法を適切に組み合わせることで、多くの脳腫瘍患者さんの症状が改善し、生活の質が向上する可能性が高まっています。脳腫瘍の治療は常に進化しており、今後のさらなる発展が期待されます。
| 治療法 | 主な対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| 手術 | 単発腫瘍、圧迫症状が強い場合 | 腫瘍の物理的切除、症状の速やかな改善 |
| 放射線治療 | 術後残存腫瘍、多発性転移、手術困難例 | 腫瘍細胞の増殖抑制、定位照射で副作用軽減 |
| 化学療法 | 悪性度の高い腫瘍、広範囲に浸潤する腫瘍 | 薬剤による腫瘍細胞の攻撃、全身療法 |
| 分子標的治療 | 特定の遺伝子変異を持つ腫瘍 | 腫瘍特異的なメカニズムを阻害、副作用比較的少ない |
| 免疫療法 | 一部の悪性腫瘍、転移性腫瘍 | 患者自身の免疫力を活用、持続的な効果期待 |
まとめ
脳腫瘍は、その種類、発生部位、悪性度によって症状や予後が大きく異なる疾患群です。神経膠腫のような悪性度の高いものから、髄膜腫や下垂体腺腫のような良性腫瘍、他臓器がんからの転移性脳腫瘍まで、多岐にわたります。頭痛、吐き気、てんかん発作、神経麻痺、視力・視野障害、認知機能の変化など、様々な症状を引き起こす可能性がありますが、初期には非特異的な症状であることも少なくありません。
診断にはMRIなどの画像診断が不可欠であり、治療は手術、放射線治療、化学療法、分子標的治療、免疫療法などを組み合わせた集学的治療が主流です。近年、分子生物学的知見の深化や治療技術の進歩により、個別化された治療アプローチが可能となり、多くの患者さんで予後の改善や生活の質の向上が期待できるようになりました。早期発見と専門医による適切な診断・治療計画が、脳腫瘍と向き合う上で最も重要です。少しでも気になる症状があれば、速やかに神経内科や脳神経外科を受診し、専門医に相談することをお勧めします。
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- Ron Swensen, Wolff Kirsch. Brain neoplasms in women: a review.. Clinical obstetrics and gynecology. 2002. PMID: 12370632. DOI: 10.1097/00003081-200209000-00037
- A Uihlein, H Hooshmand. Brain tumors.. Progress in neurology and psychiatry. 1968. PMID: 4879411. DOI: 10.1016/b978-1-4831-9662-6.50021-4
- . Brain metastases.. Nature reviews. Disease primers. 2019. PMID: 30655539. DOI: 10.1038/s41572-019-0061-8
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- トリメブチンマレイン酸塩(モニタリン)添付文書(JAPIC)

