- ✓ めまいの原因は耳、脳、全身疾患など多岐にわたり、適切な診断が重要です。
- ✓ 突然の激しいめまいや手足のしびれを伴う場合は、脳の病気の可能性があり、緊急受診が必要です。
- ✓ めまいの対処法には、安静、薬物療法、リハビリテーションなどがあり、原因に応じた治療が効果的です。
めまいは、多くの人が一度は経験する身近な症状ですが、その原因は多岐にわたります。回転性めまい、浮動性めまい、失神性めまいなど、症状の現れ方も様々で、原因によって対処法や受診すべき診療科が異なります。この記事では、めまいの主な原因から、症状に応じた対処法、そして緊急性の判断基準まで、専門医の立場から詳しく解説します。
耳が原因のめまい(末梢性めまい)とは?

耳が原因のめまいは、内耳や前庭神経の異常によって引き起こされるもので、医学的には「末梢性めまい」と呼ばれます。これはめまいの原因として最も一般的であり、全体の約8割を占めるとも言われています[3]。特徴としては、ぐるぐる回るような「回転性めまい」が多く、難聴や耳鳴り、耳閉感(耳が詰まった感じ)を伴うことがあります。
末梢性めまいの主な種類と特徴
末梢性めまいにはいくつかの代表的な疾患があります。それぞれの特徴を理解することが、適切な診断と治療に繋がります。
良性発作性頭位めまい症(BPPV)
良性発作性頭位めまい症(BPPV)は、特定の頭の動きによって短時間の回転性めまいが誘発される疾患です。内耳にある耳石(じせき)という小さな炭酸カルシウムの結晶が、本来あるべき場所から剥がれて三半規管に入り込むことで起こります。朝起き上がる時、寝返りを打つ時、上を向く時などにめまいが生じやすく、数秒から数十秒で治まるのが特徴です。吐き気を伴うこともありますが、難聴や耳鳴りは伴いません。
実臨床では、「朝起きたら天井がぐるぐる回って、怖くて動けなかった」「美容院でシャンプー台に横になったら、急にめまいがした」といった訴えで受診される方が多く見られます。診断は、問診と特定の頭位変換眼振検査(Dix-Hallpike testなど)によって行われ、治療は耳石を元の位置に戻すための理学療法(エプリー法など)が非常に有効です[2]。この治療は、適切に行えばその場で症状が改善することも少なくありません。
メニエール病
メニエール病は、内耳のリンパ液が増えすぎること(内リンパ水腫)によって、回転性めまい、難聴、耳鳴り、耳閉感の4つの症状が同時に、または周期的に起こる疾患です。めまいは数十分から数時間持続し、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。発作は繰り返すことが多く、進行すると難聴が固定化することもあります。
日々の診療では、「ストレスが溜まるとめまいと耳鳴りがひどくなる」「発作がいつ起こるか不安で、外出が怖い」と相談される方が少なくありません。メニエール病の診断には、繰り返す特徴的な症状の問診に加え、聴力検査や平衡機能検査が重要です。治療は、薬物療法(利尿剤、抗めまい薬など)が中心となり、生活習慣の改善(ストレス軽減、塩分制限など)も重要です。
前庭神経炎
前庭神経炎は、内耳から脳に平衡感覚を伝える前庭神経に炎症が起こることで、突然激しい回転性めまいが生じる疾患です。多くの場合、風邪などのウイルス感染が先行すると言われています。めまいは数日から数週間持続し、吐き気や嘔吐を強く伴いますが、難聴や耳鳴りは通常伴いません。めまいは激しいものの、意識障害や手足の麻痺などの神経症状がないのが特徴です。
臨床現場では、突然の激しいめまいで救急外来を受診される患者さんの中に、前庭神経炎と診断される方が多くいらっしゃいます。急性期には安静と対症療法(制吐剤、抗めまい薬など)が行われ、めまいが落ち着いてきたら、平衡感覚を回復させるための前庭リハビリテーションが推奨されます[2]。
突発性難聴に伴うめまい
突発性難聴は、突然片方の耳の聞こえが悪くなる病気ですが、約3割の患者さんでめまいを伴います。めまいは回転性で、難聴と同時に発症することが多いです。原因は不明ですが、ウイルス感染や内耳の血流障害などが考えられています。早期の治療が重要で、ステロイド薬の投与などが主な治療法となります。
末梢性めまいの多くは良性ですが、中には突発性難聴のように早期治療が必要な疾患もあります。自己判断せずに、耳鼻咽喉科を受診し、適切な診断を受けることが重要です。
脳や全身が原因のめまい(中枢性・全身性めまい)とは?
めまいの原因は耳だけではありません。脳の異常や全身の病気が原因でめまいが生じることもあり、これらはそれぞれ「中枢性めまい」「全身性めまい」と呼ばれます。これらのめまいは、耳が原因のめまい(末梢性めまい)とは異なり、より重篤な病気が隠れている可能性があるため、特に注意が必要です。
中枢性めまい:脳の病気が原因のめまい
中枢性めまいは、脳幹や小脳といった平衡感覚を司る脳の部位に異常がある場合に起こります。末梢性めまいと異なり、多くは「浮動性めまい」や「体がぐらつく感じ」として現れることが多く、回転性は少ない傾向があります。また、難聴や耳鳴りを伴わないことが一般的です。
脳梗塞・脳出血
脳梗塞や脳出血など、脳の血管障害が小脳や脳幹に生じると、めまいや平衡障害を引き起こすことがあります。特に、突然発症する激しいめまいとともに、手足のしびれや麻痺、ろれつが回らない、物が二重に見える(複視)、意識障害などの神経症状を伴う場合は、緊急性が非常に高いです[1]。これらの症状は、脳の重要な機能が障害されているサインであり、一刻も早い医療機関への受診が必要です。
外来診療では、「急に立ち上がれなくなり、めまいとともに右の手足に力が入らなくなった」と訴えて受診される患者さんが増えています。このようなケースでは、緊急で頭部MRIなどの画像検査を行い、脳の異常がないかを確認します。早期診断と治療が、後遺症の軽減に直結するため、ためらわずに救急車を呼ぶなどの対応が求められます。
脳腫瘍
脳腫瘍が小脳や脳幹にできると、めまいやふらつき、頭痛、吐き気などの症状が現れることがあります。腫瘍の増大とともに症状が徐々に進行することが多く、めまいも慢性的に続く傾向があります。脳腫瘍によるめまいは、他の神経症状(視力障害、顔面麻痺など)を伴うこともあります。診断には、頭部MRIなどの画像検査が不可欠です。
椎骨脳底動脈循環不全
首の骨の中を通る椎骨動脈や、そこから続く脳底動脈の血流が悪くなることで、脳幹や小脳への血流が一時的に不足し、めまいやふらつき、視覚障害、脱力感などが生じることがあります。特に首を特定の位置に動かした時に症状が出やすいのが特徴です。高齢者や動脈硬化のリスクがある人に多く見られます。
片頭痛に伴うめまい(前庭性片頭痛)
片頭痛を持つ人の中には、めまいを伴うことがあります。これを「前庭性片頭痛」と呼びます[4]。めまいは回転性、浮動性、平衡感覚の異常など様々で、頭痛の前後や最中、あるいは頭痛とは独立して起こることもあります。光や音に過敏になる、吐き気を伴うなど、片頭痛の特徴的な症状を伴うことが多いです。診断が難しい場合もありますが、片頭痛の治療薬がめまいにも有効なことがあります。
全身性めまい:全身疾患が原因のめまい
全身性めまいは、脳や耳以外の全身の病気が原因で起こるめまいです。多くは「立ちくらみ」や「ふらつき」として感じられることが多く、意識が遠のくような感覚を伴うこともあります。
起立性低血圧
急に立ち上がった際に血圧が一時的に下がり、脳への血流が不足することで、立ちくらみやめまいが生じる状態です。特に高齢者や自律神経の調節がうまくいかない人に多く見られます。日常生活では、「座っていて急に立ち上がったら目の前が真っ暗になった」と訴える患者さんがよくいらっしゃいます。水分補給やゆっくり立ち上がるなどの対策で改善することが多いです。
不整脈・心疾患
心臓の拍動が速すぎたり遅すぎたりする不整脈や、心臓の機能が低下する心疾患があると、脳への血流が不安定になり、めまいや失神を引き起こすことがあります。特に運動時や労作時にめまいが生じる場合は、心臓の病気を疑う必要があります。心電図検査やホルター心電図検査などで診断を行います。
貧血
貧血、特に鉄欠乏性貧血では、全身の酸素供給能力が低下するため、めまいやふらつき、倦怠感などの症状が現れることがあります。女性に多く見られ、月経量が多い場合や偏食などが原因となることがあります。血液検査で貧血の有無を確認し、鉄剤の補充などで治療します。
薬剤性めまい
一部の薬剤は副作用としてめまいを引き起こすことがあります。特に降圧剤、睡眠薬、精神安定剤、抗アレルギー薬などが挙げられます。複数の薬を服用している高齢者では、薬の相互作用でめまいが生じることもあります。日常診療では、服用中の薬剤を確認し、必要に応じて薬剤の調整を検討します。
心因性めまい
ストレスや不安、うつ病などの精神的な要因が原因でめまいが生じることもあります。症状はふわふわするような浮動性めまいが多く、特定の身体的な異常が見つからない場合に診断されることがあります。「常にフワフワした感じがして、集中できない」といった訴えが特徴的です。心療内科や精神科との連携も重要になります。
めまいの応急処置・市販薬・受診先

めまいが起きた時、どのように対処すれば良いのでしょうか。また、市販薬は有効なのか、そして何科を受診すべきかについて解説します。
めまいが起きた時の応急処置
めまいが突然発生した場合、まずは安全を確保することが最優先です。
- 安全な場所で安静にする: 転倒の危険があるため、すぐに座るか横になりましょう。頭を低くして安静にすると、症状が和らぐことがあります。
- 目を閉じるか、一点を見つめる: 回転性めまいの場合は、目を閉じると楽になることがあります。浮動性めまいの場合は、動かない一点を見つめることで平衡感覚が安定することがあります。
- 衣服を緩める: 締め付けの強い衣服は、呼吸を妨げたり血流を悪くしたりする可能性があるため、緩めましょう。
- 水分補給: 脱水がめまいを悪化させることもあるため、可能であれば水分を少量ずつ摂りましょう。
- 吐き気がある場合: 吐き気がある場合は、無理に飲食せず、楽な姿勢で安静にしましょう。
これらの応急処置はあくまで一時的なものであり、症状が改善しない場合や悪化する場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。
めまいに市販薬は有効?
市販薬の中には、乗り物酔い薬として販売されているものに、めまいを和らげる成分(抗ヒスタミン薬など)が含まれていることがあります。軽度のめまいや乗り物酔いによるめまいには一時的に効果を示す可能性はありますが、根本的な治療にはなりません。
特に、原因不明のめまいや、繰り返すめまい、激しいめまいに対して市販薬で対処しようとすることは危険です。脳の病気やその他の重篤な疾患が隠れている可能性があり、市販薬で症状をごまかしている間に病気が進行してしまう恐れがあります。診察の場では、「市販薬を飲んでみたが、全然良くならなかった」と質問される患者さんも多いです。自己判断せず、医師の診断に基づいて適切な薬剤を処方してもらうことが大切です。
めまいで受診すべき診療科は?
めまいの原因は多岐にわたるため、どの診療科を受診すべきか迷うことが多いでしょう。以下に一般的な目安を示します。
| 症状の特徴 | 受診すべき診療科 | 考えられる主な原因 |
|---|---|---|
| 回転性めまい、難聴・耳鳴り・耳閉感を伴う | 耳鼻咽喉科 | 良性発作性頭位めまい症、メニエール病、前庭神経炎など |
| 突然の激しいめまい、手足のしびれ・麻痺、ろれつが回らない、物が二重に見える、意識障害 | 脳神経外科、神経内科(救急受診) | 脳梗塞、脳出血、脳腫瘍など |
| 立ちくらみ、ふらつき、意識が遠のく感じ、動悸、息切れ | 内科、循環器内科 | 起立性低血圧、不整脈、貧血、薬剤性めまいなど |
| 慢性的なふわふわ感、不安感、ストレスが強い | 心療内科、精神科 | 心因性めまい、自律神経失調症など |
| 上記に当てはまらない、または判断に迷う場合 | かかりつけ医、総合内科 | 初期診断、専門医への紹介 |
迷った場合は、まずはかかりつけ医や総合内科を受診し、適切な専門医を紹介してもらうのが良いでしょう。特に、突然の激しいめまいや、意識障害、手足の麻痺などを伴う場合は、迷わず救急車を呼び、緊急で医療機関を受診してください[1]。
症状の掛け合わせ(めまい+〇〇)でわかること
めまいは単独で現れることもありますが、他の症状と同時に現れることで、原因疾患を絞り込む重要な手がかりとなります。ここでは、「めまい+〇〇」という形でよく見られる症状の組み合わせと、そこから考えられる疾患について解説します。
めまいと頭痛
めまいと頭痛が同時に起こる場合、いくつかの可能性が考えられます。
- 前庭性片頭痛: 片頭痛の症状の一つとしてめまいが現れることがあります。めまいは回転性、浮動性、平衡感覚の異常など様々で、頭痛の有無にかかわらず生じることがあります[4]。
- 脳の病気: 脳腫瘍や脳出血など、脳の病気が原因でめまいと頭痛が同時に起こることがあります。特に、急激な頭痛や、今まで経験したことのないような激しい頭痛を伴う場合は、緊急性が高いです。
- 緊張型頭痛: 首や肩の凝りからくる緊張型頭痛でも、めまいやふらつきを伴うことがあります。
筆者の臨床経験では、前庭性片頭痛の患者さんは、頭痛がない時でもめまいだけが続くことがあり、診断に難渋するケースも少なくありません。詳細な問診と、必要に応じて神経学的検査や画像検査で鑑別を行います。
めまいと吐き気・嘔吐
めまいに吐き気や嘔吐を伴うことは非常に多く、特に回転性めまいで顕著です。これは、平衡感覚を司る神経と、吐き気を引き起こす神経が脳内で密接に関連しているためです。
- メニエール病: 激しい回転性めまいとともに、吐き気や嘔吐、難聴、耳鳴りを伴います。
- 前庭神経炎: 突然の激しい回転性めまいと強い吐き気・嘔吐が特徴ですが、難聴や耳鳴りは伴いません。
- 脳の病気: 脳梗塞や脳出血など、脳の病気でもめまいと吐き気・嘔吐を伴うことがあります。この場合、手足の麻痺や意識障害などの神経症状の有無が重要な鑑別点となります[1]。
日常診療では、「めまいがひどくて何も食べられない、吐き気が止まらない」と訴える患者さんには、点滴による水分補給や制吐剤の投与を検討することがよくあります。脱水状態はめまいを悪化させる可能性があるため、注意が必要です。
めまいと耳鳴り・難聴
めまいに耳鳴りや難聴を伴う場合、耳の病気、特に内耳の異常が強く疑われます。
- メニエール病: めまい、難聴、耳鳴り、耳閉感の4症状が特徴です。
- 突発性難聴に伴うめまい: 突然の難聴とともにめまいが生じます。
- 聴神経腫瘍: 聴神経にできる良性腫瘍で、めまい、難聴、耳鳴りが徐々に進行することがあります。
これらの症状を伴うめまいでは、耳鼻咽喉科での精密検査(聴力検査、平衡機能検査など)が不可欠です。早期に診断し、適切な治療を開始することで、難聴やめまいの進行を抑えることが期待できます。
めまいと手足のしびれ・麻痺
めまいに手足のしびれや麻痺、ろれつが回らない、物が二重に見えるなどの神経症状を伴う場合は、脳の病気である可能性が極めて高いです。これは「中枢性めまい」の典型的なサインであり、緊急性が高い状態です。
- 脳梗塞・脳出血: 脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳の機能が障害され、めまいとともに神経症状が現れます。
- 脳腫瘍: 脳腫瘍が神経を圧迫することで、めまいや手足のしびれなどが生じることがあります。
実際の診療では、このような症状を訴える患者さんには、まず頭部MRIなどの画像検査を緊急で行い、脳に異常がないかを確認します。一刻を争う状況であるため、迷わず救急車を要請することが重要です[1]。
- 中枢性めまい(ちゅうすうせいめまい)
- 脳幹や小脳など、平衡感覚を司る脳の部位の異常によって引き起こされるめまい。手足のしびれや麻痺、ろれつが回らないなどの神経症状を伴うことが多く、緊急性が高い。
- 末梢性めまい(まっしょうせいめまい)
- 内耳や前庭神経など、耳の平衡器官の異常によって引き起こされるめまい。回転性めまいが多く、難聴や耳鳴りを伴うことがある。良性発作性頭位めまい症やメニエール病などが代表的。
まとめ

めまいは、耳の病気(末梢性めまい)、脳の病気(中枢性めまい)、全身の病気(全身性めまい)など、非常に多岐にわたる原因によって引き起こされる症状です。回転性めまい、浮動性めまい、立ちくらみなど、症状の現れ方も様々であり、原因に応じた適切な診断と治療が不可欠です。
特に、突然の激しいめまいとともに、手足のしびれや麻痺、ろれつが回らない、物が二重に見えるなどの神経症状を伴う場合は、脳の重篤な病気が隠れている可能性があり、一刻も早い医療機関への受診が必要です。迷った場合は、まずはかかりつけ医や総合内科を受診し、必要に応じて専門医を紹介してもらうのが良いでしょう。自己判断せずに、専門医の診察を受け、適切な治療を開始することが、めまいの症状改善と健康維持の鍵となります。
📱 【スマホで完結】お薬のオンライン処方なら東京オンラインクリニック
「忙しくて病院に行く時間がない」「まずは薬を試してみたい」という方には、オンライン診療がおすすめです。東京オンラインクリニックなら、スマホ一つで診察から処方まで完結。最短即日でお薬をご自宅にお届けします。
オンライン診療を予約する(初診料無料)よくある質問(FAQ)
- Jonathan A Edlow, Christopher Carpenter, Murtaza Akhter et al.. Guidelines for reasonable and appropriate care in the emergency department 3 (GRACE-3): Acute dizziness and vertigo in the emergency department.. Academic emergency medicine : official journal of the Society for Academic Emergency Medicine. 2023. PMID: 37166022. DOI: 10.1111/acem.14728
- Pamela M Dunlap, Janene M Holmberg, Susan L Whitney. Vestibular rehabilitation: advances in peripheral and central vestibular disorders.. Current opinion in neurology. 2019. PMID: 30461465. DOI: 10.1097/WCO.0000000000000632
- Rodney Omron. Peripheral Vertigo.. Emergency medicine clinics of North America. 2018. PMID: 30454774. DOI: 10.1016/j.emc.2018.09.004
- Nicholas E F Hac, Daniel R Gold. Advances in diagnosis and treatment of vestibular migraine and the vestibular disorders it mimics.. Neurotherapeutics : the journal of the American Society for Experimental NeuroTherapeutics. 2024. PMID: 38845250. DOI: 10.1016/j.neurot.2024.e00381

